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犬が嫌がることとは?匂いや音、行動などをまとめて紹介

公開日 2020.08.25 更新日 2024.11.18
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犬が嫌がることとは?匂いや音、行動などをまとめて紹介

犬は聴覚や嗅覚が発達しているため音や匂いから多くの情報を集めますが、私達と生活する中で犬が苦手とする音や匂い、そして私達がとる行動にも犬が嫌うものがあります。

中には避けられないものもありますが、飼い主さんとしてはできるだけ愛犬が嫌がる音や匂い、行動は避けたいと思うことでしょう。そこで今回は、犬が嫌がる行動や場所、音や匂いなどをまとめてご紹介していきたいと思います。

犬が嫌がる「音」

愛犬が雷の音や車の音、テレビから流れてくる音などに反応し、怒ったり怖がったりする様子を見たことはないでしょうか。

犬は人間の耳では聞き取ることのできない音が聞こえるなど、人間と比べて4倍もの優れた聴覚を持っているため、私達が思っているよりも遥かに多くの音が聞こえています。

中でも、以下にあげる音は多くの犬が苦手としている音です。

「雷」や「花火」など、姿の見えない音

雷は犬にとって姿の見えない、非常に恐ろしい音です。地響きのように音が鳴るので、犬としては逃げ場所にも困るやっかいな相手なのでしょう。また、雷にも似た音を出す花火の音も犬は嫌います。

遠くで花火大会の音が聞こえていても、犬には人間が聞こえている何倍もの音で聞こえているわけです。花火大会に愛犬を連れてきている方も見かけますが、花火大会の会場は犬が嫌がる場所の一つと言えるでしょう。

混雑した雰囲気や花火の爆音など、犬にとっては恐怖でしか無い場所ですので、犬を連れて行くのは避けたほうが良いでしょう。

「車」や「バイク」のエンジン音

郵便配達が来たら愛犬が吠えたり、近くにトラックが走った時に吠えることはないでしょうか。犬は車やバイクのエンジン音も苦手とする音なのです。

また、掃除機に対して怖がったり嫌がる犬も多いですが、これもエンジン音と同様です。これらは犬が嫌う音を出す「物体」でしかないので、犬にとっては不気味でもあるのでしょう。

環境音に慣れさせる事も大事です

人間と生活をする上で、犬が嫌がる音は意外と多いです。しかし、私達と生活をしていくうえで、多少の環境音は必ず出てしまう音でもあります。

犬にとっては住みにくい環境かもしれませんが、いつまでもこれらの音を避けていたのでは犬も生活がしにくくなってしまいます。

花火の音などは避けることができる音ですが、どうしても出てしまう環境音に関しては、徐々に慣れさせていくしかありません。

犬が嫌がる「行動」

飼い主さんが良かれと思って取る行動の中にも、犬が苦手とする行動が潜んでいます。犬は言葉を発することができませんが、表情をみると非常に嫌な表情を見せていたりもします。

では具体的に、どのような行動が犬にとって嫌な行動なのかを見ていきましょう。

犬は抱きしめられるのが苦手

抱きしめたり、抱っこしている時に愛犬の顔が強張っていないでしょうか。かわいい愛犬を抱きしめたい!という飼い主さんの気持ちはわかりますが、犬は本来、抱きしめられるのが得意ではありません。

犬は初めてコンタクトを取る相手には必ず匂いを嗅ぎ、相手の様子を伺いながら距離を縮めていきます。心を許している飼い主さんであれば「我慢」することができますが、知らない人に抱きしめられるのは恐怖でしかありません。

愛犬が嫌がるようであれば無理に抱きしめたりせず、愛犬が安心する距離感で接するようにしましょう。

無理に強要されるコミュニケーション

飼い主さんが強要する無理やりなコミュニケーションも、犬が嫌がる行動の一つです。

前述の通り、犬は互いの匂いを嗅ぎあうことでコミュニケーションを取りはじめます。同居犬など、よほど近しい相手でなければすぐにコミュニケーションを取ることはありません。

飼い主さんとしては友達の飼っている犬と仲良くしてもらいたいあまり、すぐに犬同士を近づけてしまったりもしますが、こうした行動は犬にとってNGです。

他の犬と仲良くしてもらいたい時は犬同士の距離感につけこまず、犬同士のペースでコミュニケーションを取らせるようにしましょう。興味があれば、すぐに仲良くなってくれます。

飼い主の慌てる行動

犬は飼い主さんに絶対の信頼をよせています。しかし、信頼している飼い主さんが慌てていたり、怖がっていたりすると、愛犬も「何事か!」と思って不安な気持ちになってしまいます。

犬は私達が思っている以上に、飼い主の様子や気持ちを察しています。そんな飼い主さんが怯えていると、愛犬もただごとではないと察知し、怯えてしまうのです。

また、飼い主さんが急いでいたり慌てふためく様子を見ると、吠えて怒ったりもします。愛犬の前では慌てたり焦る様子を見せず、愛犬に心配をかけさせないようにしましょう。

犬が嫌がる「匂い」

私たちの生活環境の中には、犬が嫌がる匂いがあります。その多くは犬の健康に悪影響のある匂いでもあるので、できるだけ犬のそばに置かないなど、犬から遠避けるようにしましょう。

中でも以下に挙げる香辛料は、特に注意が必要です。

香辛料

唐辛子やわさび、山椒などの香辛料は、犬に害を与えてしまう香辛料です。犬にとっては刺激物となり、健康へ悪影響を及ぼす可能性のあるものになるため、犬に匂いを嗅がせたり、与えないようにしましょう。

シンナーの臭い

人間にも害のあるシンナーの臭いは、犬の健康にも悪影響を及ぼす臭いです。ペンキやマニキュアなど、シンナーを含むものを犬に嗅がせないように気をつけなければいけません。

アルコールの匂い

アルコールの匂いも犬が嫌がる匂いです。アルコール製品は比較的、私達の生活で身近にあるものですが、犬にふざけて嗅がせたりしないよう注意しましょう。

また、アルコールを舐めさせるのも危険です。犬のアルコール中毒は体重1kgあたり5gのアルコール量です。場合によっては命を落としてしまう可能性もあるため、十分に注意しなければいけません。

タバコの臭い

タバコの臭いも犬の健康を害してしまう、犬が嫌がる臭いのひとつです。タバコのニオイはご存知のとおり、人間の健康にも害を与えるものですが、当然ながら犬にも害を与えるものです。

副流煙の影響などもありますので、タバコを吸う時は一緒の部屋に居ないことや、吸った後はしばらく犬と関わらない等の対策をとりましょう。

「退屈」は犬が嫌がる最大の敵?

もしかすると、犬が最も嫌うのは「退屈」かもしれません。

犬は好奇心旺盛な動物で、常に楽しい遊びや美味しい食べ物を探索しています。1日の楽しみの中で、散歩の時間はストレス解消にもなる、かけがいのない時間なのです。

あっという間に終わってしまう散歩や、1日中何も起こらない生活は、愛犬にとって毒でしかありません。1日5分でも良いので愛犬と遊ぶ時間を作り、散歩の時間もしっかりと取るようにしましょう。

また、なかなか愛犬との時間が取れない場合は、留守番中にも退屈しないような対策をとってみたり、週に1度はドッグランに連れて行くなどの対策を取るようにしましょう。

まとめ

今回挙げてきた以外にも、まだまだ犬が嫌がる音や匂い、行動は存在しますが、愛犬との生活が長くなれば、愛犬が嫌がりそうな音や行動もわかるようになってきます。

愛犬の様子をしっかりと観察し、普段の生活から愛犬が嫌がっていそうな物はできるだけ避けられるよう、飼い主さんが気が付けるようにしましょう。

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