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犬の爪切りのコツが知りたい!頻度や注意点について詳しく解説

公開日 2020.11.30 更新日 2024.11.17
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犬の爪切りのコツが知りたい!頻度や注意点について詳しく解説

犬を飼っていく上で必ずケアが必要となるのが、犬の爪の管理です。爪が伸びすぎると犬が歩きにくくなるばかりでなく、爪が割れて怪我をしてしまったり、何かに引っかかって思わぬ事故を引き起こしてしまう事もあります。そこで今回は、犬の爪の管理方法やコツについて解説し、爪を切る頻度や注意点についても触れていきたいと思います。

どのくらいの頻度で爪切りを行うべき?

犬の爪は「白い爪」の犬もいれば「黒爪」の犬がいたりと、個体差によって爪のタイプは異なります。また、爪が伸びるスピードに関しても、大きな差はなくとも個体差はあります。

普段からアスファルトを歩く機会が多い犬や、草や土の上を歩く機会が多いなど、飼育環境によっても爪が伸びるスピードは変わってはきますが、基本的には月に1回は爪の管理を行うようにしましょう。

 

爪の管理といっても、爪が伸びていないのに必ず爪切りしなければならないわけではなく、爪が尖っていないか、割れてはいないかなど、爪の状態を確認することも大切です。

犬の爪切りが必要な理由とは?

犬の爪は伸び続けてしまい、そのまま伸ばし続けると円を描くように丸まって伸びていきます。丸まった爪の先端は足の裏側に刺さる形で伸びていくため、徐々に歩行困難な状態に陥っていきます。

また、犬の爪の「芯」の部分は血管が通っており、爪が伸びることで血管や神経も共に先端へと伸びていきます。

 

爪が伸び続けると丸く伸びていく箇所もあれば、その前に割れてしまうこともありますが、その際に血管も伸びていれば簡単に出血してしまい、患部から菌が入ってしまうなどのトラブルに発展していってしまいます。

このように、犬は我々と違って4足すべての足で直に地面と触れるため、怪我をしてしまう前に爪のケアを定期的に行わなくてはなりません。

 

毎日チェックする必要はありませんが、最低でも月に1度はしっかりとチェックし、適切な状態に爪を手入れしておくようにしましょう。

爪切りする前に用意しておきたい道具

犬の爪を切る際に、まず必要となるのが下記に挙げる爪切り道具です。

・爪切り(ギロチンタイプ)

・爪切り(ペンチタイプ)

・爪やすり

・止血剤

 

上記の中で、「爪やすり」に関しては爪切りに付属している物もありますので、購入する前にセットになっているかを確認しておきましょう。

爪切りが一番大事ではありますが、定期的なケアを行う際に爪やすりは必需品です。揃っていないようであれば、必ず揃えておくようにしましょう。

「ギロチンタイプ」と「ペンチタイプ」の違い

爪切りには「ギロチンタイプ」と「ペンチタイプ」の2種類があります。ギロチンタイプはその名の通り、丸い枠の間に爪を入れて切る爪切りで、ペンチタイプは爪を挟み込むようにして切る爪切りになります。

どちらのタイプが良いのか悩むところですが、おすすめはギロチンタイプになります。

 

初心者の方は血管の先端が見えないので切るのが怖いという方もいらっしゃいますが、徐々に「切る長さ」も身についてきますので慣れてしまえば問題ありません。

ちなみにペンチタイプは力を加えやすいため、大型犬の大きく固い爪を切る際にはギロチンタイプよりもペンチタイプの方が適しています。

あると安心な「止血剤」

「止血剤」は誤って血管を切ってしまった場合に止血を行うための薬剤です。黄色い粉状になっており、出血した部分にパウダーを付着させることで止血を行います。

基本的に止血剤はトリマーさんが持っておく道具の一つです。価格もやや高価な物となりますので、あれば安心ですが、必ず揃えておかなければならない物ではありません。

 

また、使う頻度も年に1度も使わないと思いますので、あまり大きなサイズは不要です。

犬の爪切りのコツとは

犬の爪切りを行う前に、まずは爪の状態を確認してみましょう。爪は割れていないか、手足に怪我はないかなど、簡単なチェックで構わないので確認しておきます。

犬の爪切りのコツは、一回で爪を切ろうとそうとしないことと、犬ができるだけ見えない状態で爪切りを行うことです。

 

爪切りする際は、犬の足先を後ろに反らせるようにし、肉球側から爪切りを行うと切りやすいですが、無理な場合はそのままの状態でも構いません。犬に無理を与えず、かつ嫌がらない方法で爪切りを行いましょう。

体と腕の間に犬を挟み込み、犬の顔が背中側にくるように固定させます。一度でも逃げることができると、「こうすれば脱出できる」とバレてしまい、逃げ癖が付いてしまいます。

 

愛犬をしっかりと固定し、怪我のないように爪切りを行うことが大切です。

万が一に備えておきましょう

血管を切ってしまうと直ぐに血が出てきてしまい、止血を行わなくてはなりません。完全に止血されるまでは少し時間がかかりますので、止血剤がなければその時点で爪切りは中止しましょう。

また、万が一に備えて爪切りに慣れるまではティッシュ等、流血に備えておくと安心です。なお、その際に「マキロン」などの人間用の消毒液は、犬への影響が無いという保障がありませんので使用しないようにしましょう。

 

一度でも血管を切ってしまうと、犬は「爪切り=痛い」というトラウマを抱えてしまいますので、できるだけ慎重に血管を傷つけないよう、少しずつ切るようにしましょう。

自信がなければ無理にギリギリを攻めて深爪にせず、先端部分を切るだけに留めておきましょう。

仕上げまでしっかりと行います

犬の爪は一気に切るのではなく、爪の角を落とすように爪切りを行います。また、爪切り後の爪は鋭利な状態になりますので、尖っている部分をヤスリで削りましょう。ヤスリは力を入れず、軽く当てるように削っていきましょう。

ヤスリで仕上げないと、ソファやラグ等に爪が引っかかってしまったり、飼い主さんや同居犬に怪我をさせてしまう恐れもありますので、爪の先端を削り、なだらかにしておくようにしましょう。

犬の爪切りと注意点について

犬の爪切りを行うにあたり、いくつかの注意点があります。その一つが爪切りの扱い方です。

家庭内で爪切りを使用したあとは、念の為しっかりと除菌し、不衛生な状態のまま放置しないようにしましょう。錆びてしまった爪切りをそのまま使い、血管を切ってしまった場合にばい菌が入り込む可能性があるため、扱いには注意が必要です。

 

爪切りを行う前には、爪切り道具のチェックも忘れずにしておきましょう。

黒爪の場合のポイントと対処法

黒爪だった場合は、より慎重に爪切りを行うようにしましょう。白い爪だと見えていた血管も、黒爪だと血管が見えず、どこまで切ればよいかわからなくなります。

ポイントとしては爪切りした断面を確認し、爪の中心部分の色が変わってきたら神経が近い状態となります。それ以上は深く切らず、仕上げを行いましょう。

 

とはいえ、初心者の方にはなかなか判断が難しいため、無理をせずにトリミングサロンや動物病院で爪切りを頼んでみても良いでしょう。

 

料金は500円〜くらいなので、どのようにカットしているかガラス越しにはなりますが、一度勉強してみても良いかもしれません。

まとめ

犬の爪切りは、初心者の方にとっては意外と重労働になるケアの一つですが、慣れてしまえばあっという間に終わらせることのできるケアでもあります。また、始めの悩みとしては血管を切ってしまいそうという心配もあるでしょう。

 

しかし、これもまた慣れていくものです。トリマーさんのように深く綺麗に切ろうと考えず、チェックする頻度を増やして少しずつ切ってみるという方法もありますので、慣れるまでは月に2回ほどチェックしてみても良いかもしれません。

 

爪切りを行うことで、愛犬も心地よく歩くことができ、怪我をしてしまうリスクも大幅に軽減させることができます。飼い主さんが爪切りもできるよう、積極的に技術を身に着けていきましょう。

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