メニュー
しつけ main_view

犬がマウンティングする3つの理由とやめさせる対策方法

公開日 2020.06.30 更新日 2024.11.18
目次 [非表示]
犬がマウンティングする3つの理由とやめさせる対策方法

マウンティングはオスメスの性別関係なく見られます。去勢をしていない愛犬がドッグランや散歩先で他の犬や飼い主の足などにマウンティングをする行為を目にすることが多いのではないでしょうか?

オスだけでなくマウンティング行為はメスも行うことはご存じでしたでしょうか?

マウンティングは主に発情期で見られる行動の一つです。

ここではマウンティングについて、「マウンティングが起こる主な原因」「犬がマウンティングする理由」「マウンティングをやめさせる対策方法」についてご紹介します。

マウンティングが起こる主な原因

犬にマウンティング行為が見られるのは生後6か月ごろからと言われています。

早い犬は生後2か月~3ヶ月でマウンティングの行為が現れる場合もあり、飼い主はびっくりすることがあるかもしれません。

マウンティングには2つの原因が考えられており、

・性的本能から起こるマウンティング

・興奮時に起こるマウンティング

があります。

性的本能から起こるマウンティングはオス犬がメス犬に対して行うマウンティングで交尾をする時に取る行動です。

興奮時に起こるマウンティングはドッグランなどで気持ちがハイになり、オスでもメスでもお構いなくマウンティング行為をしてしまうことがあります。

動きが交尾と似ているため、性的な行動だと思われがちですが興奮時のマウンティングは性的な興奮でないことが多いです。

マウンティングする理由は3つ

犬のマウンティングは大きく分けて3つの理由があります。

・飼い主に対するマウンティング

・同じ性別の犬に対するマウンティング

・クッションやぬいぐるみに対するマウンティング

実際にどんなマウンティング行為があるのかを見ていきましょう。

飼い主や人にマウンティングする場合

【遊んで欲しい】

飼い主の足にしがみつきマウンティングをすることがあります。

この時は飼い主に構ってほしいときや遊んで欲しいときに取る行動で遊びが足りないときなどによく見られます。

【主従関係の逆転】

飼い主との関係が崩れ主従関係が逆転している場合、散歩やご飯の欲求をマウンティングで表すことがあります。

また愛犬が「僕(私)が飼い主を守らなくては!」と勘違いしマウンティングをすることもあります。(これには諸説があります。)

同じ性別の犬にマウンティングする場合

【主従関係を明確にする】

ドッグランなどで同じオス犬に対してマウンティングを行うことがあります。

その場合は縄張りなどを争い自分が上であると相手に示したいときにマウンティングをしている可能性があります。

【遊ぼう】 

上記と同様にドッグランでよくみられる光景です。

尻尾を振りながらマウンティングしている場合はこの「遊ぼう」という気持ちに一番近いです。

【ストレス発散】

何かに対しストレスが溜まっているときにおこるマウンティング行為です。

雨の日などで思うように散歩に行けず運動不足だったりするとストレスが溜まり、マウンティングをすることがあります。

【勘違い】

マウンティングをしてことで飼い主が騒ぐことで、「喜んでくれている」と勘違いしてしまうことがあります。

その勘違いからさらにマウンティングをしてしまう場合があります。

クッションやぬいぐるみにマウンティングする場合

【退屈しのぎ】

家の中のクッションやぬいぐるみに対してマウントを行うことがあります。

これは退屈しのぎであったり、ストレス発散のための行為と考えられています。

遊んでいるだけだと放っておくと、他の犬に対してもストレスの発散でマウンティング行為をしてしまう可能性があります。

マウンティングをやめさせる対策方法3

どのようにしてこのマウンティングを止めさせたら良いでしょうか。

マウンティングをやめさせる方法ですが、ただ単に叱れば治るというものではありません。

まずは愛犬が何に対してマウンティングをしているのかを確かめましょう。

遊びが足りないから?ストレスを抱えているから?去勢をしていないから?

それぞれの愛犬のマウンティングに合わせた対策方法をご紹介します。

正しい主従関係を覚えさせる

普段の日常での主従関係がしっかりと構築されていないと犬は飼い主に対してマウンティング行為を行います。

普段の愛犬と飼い主の関係はしっかり保たれていますか?

甘やかしている場合にはすぐに主従関係をはっきりさせましょう。

主従関係を覚えさせることで飼い主への欲求マウンティングは少なくなります。

それでもマウンティングをする時は、犬がマウンティングをしたときに自分が覆いかぶさるような体制を取りましょう。

しかし、これには遊んでくれていると勘違いさせてしまう場合もあるので力加減に注意が必要です。

どうしてもマウンティング治らない場合は次の対策方法を実践しましょう。

マウンティング行為を無視

愛犬が飼い主に対してマウンティングをしているときは黙っていてはいけません。

逆に構ってあげることもNGです。

マウンティング行為が収まらない場合や、相手にしてもらえているのが嬉しいときにマウンティング行為をする犬に対しては無視を徹底しましょう。

解決するには無視するのが犬にとって一番のダメージです。

犬がマウンティング行為をし始めたら振りほどき、違う部屋へと逃げましょう。

そっけない態度をとることで構ってもらえない理由を自分で考えるようになります。

可哀想に感じるかもしれませんがマウンティングをやめさせるには相手が「嫌だ!」ということをしっかりとわからせてあげることが一番なのです。

去勢手術を行う

マウンティング対策として有名なのが去勢を行うことです。

去勢を行うことでのメリットはたくさんあります。

全ての犬が去勢をすることでマウンティングをしなくなるというわけではないですが、去勢を行うことで大半の犬はマウンティングをやめるようになります。

また去勢後でもマウンティングをする場合にはストレスから起こっているマウンティングの可能性があります。

その場合には運動不足だったり、かまってあげる時間が少なかったりと飼い主に原因がある場合もありますので生活を見直すことが必要です。

マウンティングは子孫を残す行動とは別の意味のほうが多いので去勢をしたからと言ってマウンティングにかかわるすべての原因が解消されるわけではありません。

 

マウンティングを治すことはマナーを守ることと一緒

マウンティング行為は主に飼い主や他の犬に対して行うことが多いです。

ドッグランや散歩などに行ったときに他の犬に対してマウンティングを行ってしまいよく謝る経験や謝られる経験をしたことがあるのではないでしょうか?

ドッグランに行った時くらい犬を自由にさせてあげたいとは思いますが、最低限のルールやマナーがその中でも存在します。

自分だって知らない犬に自分の犬がマウンティングされていたら不愉快になりますよね。

犬は大概飼い主が見ていないところで問題行動を起こします。

目を離さなければトラブルを回避することもできますし、マウンティングを治すことでお互いに良い距離感をもってドッグランや散歩を楽しむことができます。

マウンティングは、主従関係を覚えさせることや去勢をすることで治ることが多いです。

愛犬との信頼関係を大切にし、常に見守ってあげることを徹底することでマウンティングをやめさせることができるでしょう。

トップへ戻る
クリックでナビゲーションを閉じます。