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犬に噛み癖がある人必見!原因から探るしつけと対策方法

公開日 2020.07.03 更新日 2024.11.18
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犬に噛み癖がある人必見!原因から探るしつけと対策方法

犬にとって口は人間で言うと手の代わりとなり、最大のコミュニケーションツールです。犬は本来、社会化期に親や兄弟から噛むという行為を学びます。子犬の時に甘噛みを許しすぎてしまうと成犬になっても噛む癖がつき噛み癖というように問題行動につながってしまいます。ここでは犬の噛み癖について、噛み癖とは何か、原因を探り噛み癖に対してのしつけや対策についてご紹介します。

そもそも噛み癖って何?

噛み癖は子犬のころから継続しているものや成犬になってから突発的に噛み癖に繋がったりと2パターンの噛み癖があります。

子犬の場合と成犬の場合に分けてどのような噛み癖があるのかご紹介します。

子犬の場合

【歯がゆくて噛んでしまう】

子犬の歯は生後4か月から6ヶ月の間で乳歯から永久歯に生え変わります。

この時期に口の中がムズムズして何でもかんでも噛んでしまうといった行動が見られます。

犬は1歳くらいまでに噛んだことのないものには興味を持ちにくいといわれていますので、この時に柱や家具を噛ませてしまうとそれが成犬になっても噛んで良いものと勘違いしてしまうので注意が必要です。

【甘噛み】

甘噛みの主な原因として噛んで良いものと噛んではいけないものの区別がついていないということが考えられます。

甘噛みはつい可愛いからと飼い主の手を噛ませてしまうことがありますが、これを辞めさせなければ成犬になった時に飼い主以外の人間に噛みついてしまう危険があります。

遊んでいるときも同様に興奮した状態でモノや人の手を噛むことがあります。

この行動についても甘噛みの延長のようなものですのでやめさせなければなりません。

成犬の場合

【病気や怪我】

身体に怪我がある場合はその部位を守ろうとして人に対して触れられるのを嫌がり噛むようになってしまうことがあります。

外科的な怪我であれば飼い主でもすぐに気づくことができますが、内科的な怪我に関しては飼い主が気付くことが難しくそれが噛み癖に繋がってしまう可能性があります。

【ホルモンや遺伝的な影響】

出産直後の母犬は子犬を守ろうとして攻撃的になり、噛むことで子犬を守ろうとします。

またオス犬の場合は性成熟を迎えるとホルモンの影響で攻撃的になることも考えられます。

特に、日本犬、狩猟犬、テリアなどの犬種は先天的な攻撃性を持っており、牧羊犬は動くものに反応し遺伝的な要因から噛んでしまうこともありますので愛犬が上記に値する場合は特に気を付けて観察しましょう。

犬の噛み癖の原因と対策方法5

最初に、愛犬が飼い主を噛んでしまったり、モノを噛む原因について探っていきましょう。

成犬になってしまっていても手遅れということはありません。

適切な対処をすることで噛み癖を治すことができます。

何に対して、どこでその行動が起こるのか、だれに対してなのか、何をしているときなのか、なぜその行動を起こしてしまうのか、どのように噛んでいるのかと5W1Hを参考にまとめていきましょう。

甘噛み

【原因】

甘噛みの場合は子犬のころの甘噛みが延長していることが大半です。

その場合、いつでもどこでもその行動が出てしまい、誰に対しても甘噛みをしてしまう可能性があります。

【対策方法】

必ず一貫性をもって「噛んではダメ!」と教えましょう。

犬は楽しく遊んでいることが自分にとってのご褒美だと感じます。

手を噛んでしまったら楽しい時間が中断、おもちゃを噛んだら楽しい時間が継続されると覚えさせることで人に対して甘噛みをすることが無くなります。

恐怖や不安

【原因】

怖がりな性格の犬や、臆病な性格の犬は恐怖や不安に対して噛み癖を起こしてしまうことがあります。

これには飼い主も関係していることが多く、犬に対しての体罰などのしつけへの恐怖心から噛んでしまうことが考えられます。

【対策方法】

対策方法として飼い主が手を使って叱ってしまうことは逆効果です。

逆に恐怖心を高めてしまう可能性があります。

恐怖心は愛犬の攻撃性を誘発してしまうこともあると言われているため、お世話をする時や撫でてあげるときなどは飼い主がしゃがんで犬と同じ目線になり優しく声をかけてあげるようにしましょう。

主従関係の逆転

【原因】

野生の犬は群れで行動するという性質があり、その群れの中には必ずリーダーとなる存在がいます。

犬は自分より上(リーダー)として認めた相手には従う傾向にありますが、自分よりも飼い主などが劣っていると判断した場合には自分がリーダーにならなくてはいけないと考えるため主従関係が逆転してしまいます。

そのため相手を自分に従えようとする気持ちから飼い主に対して無駄吠えや噛み癖に繋がると考えられます。

【対策方法】

対策方法としては、愛犬が噛んだ時に感情的にならず日常から犬の無駄吠えに反応しない、噛み癖に対して過度に反応しないことが大切です。

常に一貫性を持ったしつけを心がけ、褒めるときや叱る行動にメリハリをつけることで犬も飼い主に対する態度を変えます。

また犬の名前を呼んで反応したときに褒めてあげると主従関係を理解しやすくさせるともいわれていますので実践してみてください。

体調の変化や異変

【原因】

身体のどこかに痛い部分が生じているとき犬は触れられた時の痛みや触れられたくないという気持ちからモノや人を噛むことがあります。

また子犬のうちは歯の生え変わりに対し違和感を覚えることがあるので常に何かを噛みたがる傾向がみられます。

【対策方法】

対策方法としては、犬が急に噛むようになったら必ず外傷がないかを確認(触診)しましょう。

子犬の場合は一番に歯を見てあげるとわかりやすいです。

歯が生え変わっているときは抜けている歯などが目立ちますので判断材料になります。

また内部疾患の場合はけがの状態や患部に飼い主が気づくことは難しいです。

決まったところを痛がっていたり、足などを必要以上に噛んでいる姿が見られる場合は骨折している可能性もありますので、念のためかかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。

ストレス

【原因】

過去の嫌な経験から噛むようになってしまうことがあります。

これには里親として迎え入れた犬や、外で飼われているなどに起こりやすい反応です。

例えばリードを嫌がったり、服などを嫌がることがある場合は他のものに対しての噛み癖は目立たないのにリードと服に関しては噛みちぎってしまうといった行動が見られます。

これもストレスからくる噛み癖の一つと考えても良いでしょう。

【対策方法】

里親として迎える場合は、過去に何かしらが原因で傷ついた経験はないかを事前に確認するようにしましょう。

ストレスに対する対策方法は飼い主がその犬のストレスに対して気にかけてあげることで改善することが多いです。

またそのストレスについて原因が分からないときは獣医師に相談しても良いですし、近くにドッグセラピストなどがいれば相談しても良いでしょう。

愛犬に合った対策方法を実践しよう

飼い犬の噛み癖を治すのは時間と根性が必要です。

その原因から探り、「いつ、どこで、誰に、何を、なぜ、どのように」と5W1Hを考えることが犬の噛み癖の対策にも必要になります。

その5W1Hを埋めることで自然と愛犬がどのような噛み癖に悩まされているかを知ることができます。

噛み癖は子犬期から延長で来るものから成犬になって突発的にくる噛み癖と2パターンあります。

愛犬にはどんな噛み癖があり、どのような対処が一番良いのかをぜひ知って実践に移してみてください。

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