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インターホンや電話に吠える犬のしつけ方・すぐにできる対策を解説!

公開日 2020.11.16 更新日 2024.11.18
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インターホンや電話に吠える犬のしつけ方・すぐにできる対策を解説!

自宅のインターホンや電話に吠える犬は意外と多いものです。しかし、そんな中でも全く気にせず吠えないという犬がいることも事実で、必ずしも犬はインターホンや電話に対して吠えるわけではありません。そこで今回は、犬がインターホンや電話に吠えてしまう理由・心理を理解しつつ、犬が吠える際のしつけ方や対策について詳しく解説していきたいと思います。

犬が吠える「理由」を理解しましょう

インターホンや電話に対して犬が吠える事を理解するのも大切ですが、まずは犬が吠える時の理由・心理について理解していきましょう。

まず根本的に理解しておきたいのが、犬は吠える動物であるということです。人間が会話するのと同じ用に、犬も吠えることで様々な情報を相手に伝えたりと、伝達の手段を持ちます。

 

それは周りに警戒を伝える場合もあれば、相手に威嚇していることを伝えている場合、相手に気持ちを伝える場合もあります。つまり、犬が吠える本来の理由は「気持ちを伝達している」と理解することができます。

犬にとって飼い主さんを含め、家庭内にいる人は家族の一員ですし、守るべき対象でもあります。その相手に吠えて情報を伝えることは、犬にとって何ら不自然な行動ではないという事を理解しておきましょう。

犬が吠える時の心理とは

インターホンや電話が鳴ると吠える犬の心理には、恐怖や怒り・警戒といった心理状態が該当してきます。ただし、愛犬の性格によっても、その心理は異なります。

例えば臆病で、単に恐ろしいことが起きると考えて吠えている犬もいれば、見知らぬ人が自宅(テリトリー)に近づく事で怒りや警戒を表現する勝ち気な犬もいます。

 

臆病な犬であれば、飼い主さんよりも後方で吠えているか、もしくは玄関までついてこない子も多いでしょう。一方、勝ち気な犬であれば、率先して前線に向かおうとするはずです。

問題を解決していくには、愛犬がどちらのタイプなのかを把握しておくことは大切です。また、吠えている時にどのような行動を取るか観察することでも、犬の心理を読み取ることができるでしょう。

インターホンに吠える犬の心理とは?

インターホンが鳴って、過去に愛犬が怖い思いをした経験があったり、飼い主さんが急に慌ただしく動き出したりという行動を取った覚えはないでしょうか。

恐らく後者の方が多いかと思いますが、犬がインターホンに対して吠える理由は「インターホンの音」ではなく、インターホンが鳴った時の雰囲気や、その後に訪れる事(来客など)に対しての警戒と思われます。

恐怖や混乱からくる、警戒の心理

自分のテリトリーの中に、愛犬の全く知らない人が来るわけですから、それは警戒モードになっても仕方はありません。ましてや、飼い主さんが急いだり、慌てた行動を取ると、犬は「ただ事ではない!」と判断します。

また、飼い主さん自身もインターホンが鳴ることで、条件反射のように大声を出してはいないでしょうか。こうした飼い主さんの行動は、吠える犬にとって火に油を注ぐようなものです。

インターホンが鳴った時のしつけ方

ポイントとなるのは、警戒する必要はない、(このタイミングでは)情報を伝える必要はないと愛犬に理解させる事です。

まずは、完全に無視することから始めてみましょう。また、飼い主さん自身もバタバタと慌てる様子を避け、インターホンが鳴っても落ち着いた行動を取るようにします。

 

例えば、トイレに立つ時は飼い主さんも慌てていないですし、犬も吠えることもないと思います。一方、玄関へ向かう時は、飼い主さんも急いでいる事が多いのではないでしょうか。

冷静に行動することで、犬も警戒する事ではないと理解させることに繋がります。初めは反射的に吠えると思いますが、徐々に「警告や警戒の必要はない」と判断しはじめ、吠える機会も減っていきます。

ハウスやゲートで隔離する必要がある場合も

完全に無視し、数ヶ月経っても状況が変わらないようであれば、愛犬が落ち着けるようなスペースを作る事をおすすめします。最適なのはケージですが、簡易的にキャリーケースでも問題はありません。

こうしたスペースは、犬にとってより安全で落ち着けるスペースです。犬が何かしらの理由で吠えた時には、このスペースに連れていき、落ち着かせることを学ばせましょう。

 

「嫌なことが起きる=落ち着く環境」と連想させることが目的となりますので、おやつなどのご褒美は避けるべきです。「嫌なことが起きる=良いことが起きる」と理解してしまうと、問題の解決には至らなくなります。

因みに犬にとってはインターホンが警戒のシグナルとなっていますが、インターホンの音を変えてみても根本を解決しなければ、新しいインターホンの音もまたいずれ、犬が吠えるシグナルとなるでしょう。

犬が電話に吠える心理とは?

電話が鳴ると吠えるのも、インターホンと同様で飼い主さんが何かしらの行動を取っている可能性があります。

インターホンや電話は突然音が鳴り出すものなので、吠える犬にとって電話は「突然威嚇してくる物」という認識です。犬にって理解の及ばない「道具」に、飼い主さんが何かされていると思っているのかもしれません。

 

そんな道具に飼い主さんが大急ぎで対応していると、犬の目には「ただ事ではない事が起きている!」と映っている可能性があります。

電話がなった時に吠える犬のしつけ方

犬は飼い主さんの行動を見て状況判断しますので、インターホンと同様に冷静に対処するのが理想です。

自分にとって最も信頼をおいている人が慌てていると、こちらも焦る気持ちに変わってくると思いますが、犬にも同様の事が言えます。電話が鳴っても、トイレに行くときと同じスピードで移動し、何事もないかのように対処しましょう。

 

また、電話に出てから腰を下ろし、落ち着いた態勢をとる行動も効果的です。飼い主さんが立ち上がっていると、犬はどうしても飼い主さんの行動に注目しますので、警戒している犬は「警告する」ために吠え続けてしまいます。

吠える犬のしつけ方法とは

吠える犬をしつける時には、「ダメ!」や「まて!」といった号令でしつけることができますが、来客時や電話が鳴った時には、こうした号令が上手く行かない場合もあります。

このような場合は愛犬の性格や犬の性質を理解して、吠えさせないための工夫を練っていくことになりますが、そのためには犬の行動をよく観察し、どういう心理から吠えているのかを理解することが近道になります。

 

例えば、時折聞こえるテレビの不快な音や、外の音に対して吠える犬は多いと思います。一方、電子レンジの音がなっても吠える犬は少ないかと思います。犬は「音」にも敏感に反応しますが、飼い主さんの行動にはもっと敏感に反応します。

 

こうしたケースが当てはまるようであれば、音が鳴った「その後の状況」を察知して吠えている事になりますので、飼い主さんの行動も吠える要因と言えるわけです。

しかし、何の音に対しても吠え立てている場合は、極度に落ち着かない環境であったり、日頃からストレスが溜まっている可能性もあります。日頃からストレス解消するなど、ストレスを溜めさせない環境維持に努めましょう。

まとめ

インターホンや電話の音は、犬を飼っている方であれば一度は悩まされる事のひとつかもしれません。しかし、説明にも合ったように飼い主さんの行動が、吠える犬を作り上げている可能性があるという点にも注意してみてください。

飼い主さんのことが大好きだからこその愛犬の行動ですが、必要のあるもの・必要のないものははっきりさせる必要があります。飼い主さんの反応が無い事は、犬にとって安心に繋がったり、時には寂しい気持ちにさせることもあります。

 

すぐには吠えぐせが収まることはありませんが、地道に行動を繰り返し、吠えても良いことは起こらないと理解させるようにしていきましょう。

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