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育犬ノイローゼを克服するための対処法とは?悩みの原因と特徴について解説

公開日 2020.08.21 更新日 2024.11.18
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育犬ノイローゼを克服するための対処法とは?悩みの原因と特徴について解説

かわいい愛犬だけれども、愛犬が家に来てから体調が優れないとお悩みではないでしょうか。もしかすると、それは「育犬ノイローゼ」かもしれません。

「育児ノイローゼ」なら聞いたことがあるけれど、「育犬ノイローゼ」は聞いたことがないという方の方が多いでしょう。育児ノイローゼと同様、犬を育てていく過程でストレスが積み重なり、ノイローゼ状態に陥ってしまうことはあるのです。そこで今回は育犬ノイローゼの特徴や原因について解説し、育犬ノイローゼになってしまった場合の対処法についてもアドバイスしていきたいと思います。

育犬ノイローゼかチェックしてみましょう

育犬ノイローゼとは、犬を飼育していくうえで「しつけ」や「いたずら」等、飼い主さんを悩ませる原因が積み重なり、ノイローゼに陥ってしまう状態のことを言います。

犬を飼っていくうえでは、様々な問題に直面します。例えば、トイレトレーニングであったり、噛み癖や吠えぐせが治らない、ご飯を食べてくれない、しつけを理解していない等、挙げていけばきりがない程の悩みが出てくるかと思います。

「どうしてわかってくれないの?」「どうしたらしつけられるのかわからない」

このような疑問がたくさん生まれ、ついには大好きな愛犬が悩みの種になってしまう事で育犬ノイローゼに陥ってしまうのです。

育犬ノイローゼの症状とは

確かに愛犬を飼うようになってから体の調子が優れないけれど、自分が育犬ノイローゼかどうか判断ができないという方もいらっしゃるかと思います。

育犬ノイローゼによって引き起こされる主な症状には、以下のような症状が挙げられます。

  • 食欲がなくなる
  • 眠れない、眠りが浅い
  • 常にイライラしている
  • 時折、悲しい気分になる
  • 気力がわかない
  • 下痢や嘔吐の症状

以上に挙げられる症状でご自身に当てはまるものがあれば、もしかすると育犬ノイローゼになっているかもしれません。

また、家に帰るのが辛くなってしまったり、人とコミュニケーションをとるのが面倒になるなど、ここに挙げた以外の症状でも育犬ノイローゼの疑いがあります。

育犬ノイローゼの原因を探る

まず第一に理解しておきたいのが、愛犬がかわいいからこそノイローゼになってしまっているという点です。

愛犬が悪いわけでもありませんし、飼い主さんが悪いわけではなく、愛犬のことが大好きだからこそ悩んでしまい、愛犬の事を想っているからこそ育犬ノイローゼになってしまうのです。

しつけを完璧にしたいと思っていたり、前に飼っていた犬と同じしつけ方をしてはいないでしょうか。また、「しつけ」が全くわからないまま犬を迎え入れてしまっていないでしょうか。

育犬ノイローゼに陥るのは犬を飼ったことがない方、飼ったことがある方も関係なく、いくつものパターンがあります。そこで、育犬ノイローゼになりやすい人の特徴について見ていきましょう。

育犬ノイローゼになる人の特徴とは?

育犬ノイローゼになってしまう人の特徴としては、「犬はこういうもの」と思っている方や、細かい部分が気になってしまう方、責任感が強い方が育犬ノイローゼになってしまいやすいと言えます。

完璧主義であったり几帳面な性格と自覚している方であれば、もう少し気を楽にして飼育してみましょう。

犬は言葉を話せない分、飼い主さんの様子や顔色、声色などで気持ちを理解しようとしています。始めからお互いの事を理解し、自分の思い通りにコントロールできると考えるほうが間違っているのです。

時間をかけ、失敗を積み重ねて行くことで、よりお互いについて理解し合うことができるため、少々の失敗を気にしていては一方通行の関係になってしまいます。

育犬ノイローゼの対処法

育犬ノイローゼの対処法ですが、もし犬のしつけで相談できる人、もしくは相談できる場所があるようなら、1人で悩みを抱え込まずに相談してみるようにしましょう。

犬も人間と同じく、同じ性格の犬はいません。以前に飼っていた犬へのしつけは参考までに、ひとつのしつけ方にこだわらず、その子に合ったしつけ方を見つけてあげるのが最善の方法となります。

色々な意見や方法を試してみることで、愛犬に適した方法が見つかる可能性は高いので、一つの方法や一つの考え方で悩むことはせず、まずは他の人に悩みを打ち明けて解決策を模索していきましょう。

同じ犬種でも性格は違います

「前に飼っていた犬と全く違う」と悩んでいるのであれば、その悩みは間違った方向で考えていると認識する必要があります。

たとえ同じ犬種であっても、持って生まれた性格は違います。犬種による「習性」は共通するものがあっても、度胸のある子や臆病な子、好奇心の強い子など様々な性格を持って生まれてきています。

性格が違えばしつけの方法も違ってきますし、得手不得手も違ってきます。そもそも前に飼っていた愛犬と比較することが間違っていますので、思い込みを捨てて新たなパートナーとして迎え入れてあげましょう。

しつけの方法がわからなく、心配な場合は?

しつけの方法がわからず、思ったよりも大変だったと悩んでいる方も多いことでしょう。そこでまずは、一人で悩まずにしつけ教室に通ってみてはいかがでしょうか。

実は犬のしつけといっても、叱るしつけ方、褒めて伸ばすしつけ方など千差万別です。そして犬自身にも色々なタイプがいて、褒めて伸びる子もいれば、叱ったほうが伸びる子もいます。

しつけ教室によってもしつけ方法は違いますが、「しつけ」の根本的な考え方を学ぶことができるでしょう。

「しつけ」と聞くと犬に命令を与え、無理強いをさせているのでは?と悩んでしまう方もいますが、犬は集団で行動する動物であり、リーダーとなる犬に従って行動する動物です。

ペットという認識も強いかと思いますが、犬にとってはしつけを理解し、飼い主さんの指示に従っている方が安心して過ごすことができます。そのためには時間も必要ですし、愛犬と飼い主さんの考え方・気持ちを理解し合うことが大切なのです。

育犬ノイローゼにならないために

犬を飼っている以上、犬のしつけは誰しもが経験する大変なものです。しかし、その経験を乗り越えたからこそ、愛犬が愛おしい存在になるのです。

育犬ノイローゼにならないための考え方としては、まずは「しつけ」にこだわりすぎず、愛犬と一緒に遊ぶ時間を増やすなど、リラックスした時間を愛犬と過ごしてみることです。

また、しつけに関しても飼い主さんの理想とする「しつけ」から、もう少しハードルを下げたものにしてみましょう。しつけの「入り口」で失敗してしまうと迷走してしまい、かえってしつけられなくなります。

犬は賢い動物です。ハードルを下げたとしても、入り口さえ理解してしまえば飼い主さんが理想とするハードルの、1段も2段も上のハードルを超えることができます。

もう限界と感じてしまった場合には

育犬ノイローゼの症状がひどく、飼育困難な状況に陥っているのであれば、必ず誰かに相談するようにしましょう。まずは「逃げ道」を作ることです。

また、あまりに飼い主さんの状態が酷いからといって、愛犬をすぐに手放すのは間違っています。愛犬には何の罪もありませんし、あまりにも責任感のない行動です。

現状は大変だと思いますが、この状況が永遠に続くわけではありません。気がついた頃には犬も色々と理解し始め、驚くほど言うことを聞く子に変わっていくものです。

まずは肩の力を抜いて、相談できる人を見つけ、しつけの事を忘れて愛犬との生活を楽しむことから始めましょう。

まとめ

犬のしつけの大変さは、犬を飼っている方であれば誰しもが理解できる悩みです。友人やショップの店員さんでもいいですし、散歩中に遭遇する方でもよいですので、愛犬のしつけについて相談できる相手を探してみることから始めましょう。

育犬ノイローゼの最大の問題となっているのは、愛犬やしつけの難しさでもなく、飼い主さんが気負いすぎている事や、相談する相手がいないという点です。まずは飼育環境を整えてみるところから始めてみましょう!

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