犬と絆を深めるための方法とは?コミュニケーションの取り方 を解説
公開日 2020.06.10 更新日 2024.11.18以心伝心という言葉のとおり、犬は言葉だけでなく心で繋がることのできる動物です。一緒に居る時間が長ければ長いほど、より深い絆で結ばれることができるでしょう。
そこで今回は、犬との絆をもっと深めるための方法や考え方、犬とのコミュニケーションの取り方について解説していきたいと思います。
犬に気持ちは通じる?
犬は人間の言葉を理解することはできませんが、人の考えや気持ちを汲み取る能力に長けています。飼い主さんが言葉をかけずとも、犬は飼い主さんの様子や雰囲気を感じて、感情を読み取ろうとします。
そのためには、やはり飼い主さんと愛犬とが一緒にいる時間を増やすことも大切ですし、愛犬との日々のコミュニケーションをとることも大切になってきます。
犬との絆を深めるためには、まずは犬のことをしっかりと理解することが大切で、そのためには一緒にいる時間、愛犬と触れ合う時間を増やすことを大切にしていきましょう。
犬と絆を深めるための方法
犬との絆をより簡単に深める方法は、毎日ごはんを与える事です。
とはいえ、単にごはんを与えているだけでは、愛犬も「ごはんをくれる人」というだけの認識になってしまうでしょう。
毎日おやつを与えるだけでも、犬は簡単に懐いてくれるでしょう。しかし、これも同様におやつが欲しい時でなければ、特に用事のない人になってしまいかねません。
もちろん、これらのお世話をすることでも犬との絆を築くことはできますが、犬との「絆」をより深めるためには、さらに日々の生活にプラスαの要素を取り入れていく必要があります。
体に触れて絆を深める
愛犬との絆を深めるのにてっとり早い方法は、愛犬を撫でるなど身体にふれてコミュニケーションをとる事です。
ここでポイントとなるのが、犬によって撫でられて喜ぶポイントが若干違うという点です。
もちろん、普通に撫でられても喜ぶのですが、耳の後ろや首元、お尻など、犬によって撫でられて嬉しいポイントが違いますので、まずはどこが一番喜んでいるのかを探してみましょう。
ブラッシングも効果的です
愛犬のお手入れをしつつ、愛犬との絆を深めることもできるのがブラッシングです。
ブラッシングが大好きな犬・嫌いな犬に分かれるところですが、ブラッシングされるのが好きな犬は「とにかく触れて」というタイプが多いので、愛犬の被毛ケアを行いながら絆を深められる最適な方法です。
ブラッシングが苦手な犬は、ブラッシングし終わったあとにご褒美でお菓子が貰えれば、少しは我慢できるようになるかもしれませんよ。
幸せホルモン「オキシトシン」とは?
人は犬と接することで、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が通常の3倍も分泌される事がわかっています。
オキシトシンには体の不調や心を癒やす効果が認められており、セラピードッグ等で得られる効果はオキシトシンの分泌が関係していると考えられています。
そして実はこのオキシトシン、人間だけではなく犬にも存在するホルモンで、犬も人と同様にプラスの効果を発揮することがわかっています。
愛犬を撫でることで飼い主さんにも愛犬にも幸せホルモンが分泌され、お互いにプラスの効果を得られつつ、愛犬との絆を深めることもできるわけです。
アイコンタクトで絆を深める
犬とコミュニケーションをとる時には、しっかりと愛犬の目を見つめて話しかけたり、指示を送るようにしましょう。
おやつを与える時、ご飯を与える時、散歩に出かける時など、いつのタイミングでもアイコンタクトを取るようにし、言葉だけではなく仕草や気持ちをアイコンタクトで伝えるようにしましょう。
犬は日々のローテーションを時間で習慣づける事が出来ますが、アイコンタクトを取ることで犬からも「まだいかないの?」「そろそろご飯の時間だよ」といったように、気持ちを伝えてくるようになります。
目を反らしてしまうのはなぜ?
愛犬が目を背けてしまうという場合には、もしかすると「何かされる!」と警戒しているのかもしれません。
犬は目を合わせないことで、相手に敵意がないことを知らせています。警戒し、気持ち的に緊張してしまっているため、目を反らしてしまうのかもしれません。
犬との絆を深めるためには、アイコンタクトをとっても悪いことは起きず、楽しいことが起きると印象づけることが大切です。こうすることで、期待の目でアイコンタクトを取ってくるようになるでしょう。
言葉で絆を深める
前述でも触れましたが、犬は当然ながら人の話す言葉を理解することはできません。
しかし、犬との絆が深まれば深まるほど、人の言葉を理解しているかのように気持ちを感じ取るようになります。
愛犬との絆を深めるためには、アイコンタクトやスキンシップも大事なアクションになりますが、やさしく語りかけてあげることも大切です。
実際には犬は「言葉」ではなく、言葉を発する仕草やイントネーション、声色、雰囲気などから飼い主さんの気持ちを理解しようとしています。
だめなときは「ダメ!」としっかり伝えることが大事なように、コミュニケーションを取るときも愛情を込めて一言一言を大事に、気持ちを込めて語りかけてあげると愛犬もすぐに言葉の意味を理解してくれることでしょう。
ポジティブに笑顔をプラスして
気持ちを込めて言葉を投げかけることが大事ですが、無表情のままでは愛犬も表情を読むことができず、雰囲気を察する事が難しくなります。
褒める時や愛情を持って語りかける際には、飼い主さんも満面の笑みでコミュニケーションを取るようにしましょう。
犬との付き合いが短い場合でも、怒っている顔や雰囲気、喜んでいる顔や雰囲気はすぐに伝わります。
無表情のまま愛情のある言葉を投げかけても、犬は褒められているのかどうかわかりません。愛情のある言葉を投げかける際には、笑顔で接することで犬もポジティブな気持ちであることを察してくれるでしょう。
日頃のコミュニケーション
犬は元々集団で過ごす動物で、群れの中には必ずリーダーが存在します。飼い主さんがリーダーである事を理解させるため、日頃から愛犬とのやりとりが最も重要なポイントとなります。
犬は自分の中でリーダーと認めれば、愛犬の方から絆を深めてこようとします。
愛犬と上下関係をつけず、対等な間柄でいたいと考える方もいらっしゃいますが、犬の性格によっては逆にリーダー不在の不安定な状態になってしまい、飼い主さんが思い描くような関係を構築できない場合もあるでしょう。
大切なペットですが、しっかりと上下関係をつけることは大切なのです。
リーダーらしい振る舞いとは?
愛犬にリーダーと認められるためには、飼い主さんはどのように振る舞えばよいのでしょうか。
ペットとして飼われている犬は、訓練を重ねている犬と違って命令を与えられたり、厳しい態度で頭の上がらないリーダーを必ずしも求めてはいないのかもしれません。
ペットとして飼われる愛犬にとって理想となるリーダーは、毎日ごはんを与えてくれ、散歩にも連れて行ってもらい、ご褒美におやつを与えてくれる存在です。
愛犬との絆は、日頃のお世話の積み重ねから築かれていくものなのです。
まとめ
愛犬との絆を深めるためには、気持ちを込めて笑顔で言葉を投げかけるようにし、日頃からアイコンタクトやスキンシップを欠かさないようにすることが大切です。
また、毎日のお世話は当然のことながら、愛情を持って接することが重要なポイントです。
いずれのポイントも、愛犬を愛おしいと思えば決して難しくはないものばかりです。
愛犬との絆をより深めるため、毎日のコミュニケーションは欠かさず、色々な方法で愛犬を喜ばせてあげましょう。