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初心者向けの犬種とは?特徴を知って飼育環境に合った犬を選ぶ方法

公開日 2020.08.04 更新日 2024.11.18
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初心者向けの犬種とは?特徴を知って飼育環境に合った犬を選ぶ方法

犬を初めて飼う初心者の方はピンとこないかもしれませんが、実は数ある犬種でもそれぞれに特徴があり、飼育環境によって向いている犬種・向いていない犬種というタイプが存在します。その中でも初心者向けの犬種や向いていない犬種という違いもあるので、飼おうと考えている犬種の性質を、事前にリサーチしておくようにしましょう。本記事では初心者向けの犬種やその特徴、性格について解説していきたいと思います。

初心者向けの犬種を選ぶには?

走り回るのが大好きな犬種や、寂しい環境が苦手な犬種、大黒柱に従いたい犬種といったものから、吠え声が大きい犬種、抜け毛の少ない犬種、運動量の少ない犬種といった具合に、犬には色々なタイプの犬種が存在します。

「犬を飼う!」と決めたのならば、すぐにでも犬を家に連れて行きたいと浮足立ってしまいますが、少しだけ気持ちを落ち着かせて、飼おうと思っている犬種が飼い主さんの飼育環境に合っているかどうかをチェックしておくことが大切です。

そこで、まずは家庭環境に合った犬種を選ぶ大切さやポイントについて理解していきましょう。

初心者向けの犬種は存在する?

初めて犬を飼うという方は、しっかりとお世話ができるかどうか不安に感じられていることでしょう。結論から言えば、初心者に向いている犬種はいますが、「飼育が簡単」な犬種はいません。

同じ犬種で「性質」は同じであっても「性格」はそれぞれです。犬を何匹も飼ったことがあるという方でも、始めから楽に犬をお世話できるわけではありません。

色々な事件や感動を乗り越えて、ある程度の時間が経つと飼い主さんも犬の性格を理解できるようになり、犬もまた、飼い主さんの性格を理解していきます。

犬種の性質を知らずに迎え入れてしまい、飼育環境も合っていない、性格もまだわからないとなると、お世話の大変さもより倍増してしまうだけでなく、犬も満足の行く生活を送ることができなくなる可能性もあるのです。

そのため、飼い主さんの家庭環境や飼育環境に合った犬種を選ぶことが大切なのです。

初心者向けの犬種を選ぶポイントは?

お子様がいる家庭やご夫婦でお住まいの方、一人暮らしの方など飼育環境も様々ですが、初めて犬を飼う初心者向けの犬種を選ぶ際に、ポイントとなるのは以下の3つの性質です。

  • 社交的な性格
  • お手入れがしやすい
  • 適度な運動量

この3つを挙げるだけでも多くの犬種が該当してきますが、今回はおすすめしたい3種類の犬種をご紹介していきたいと思います。

初心者向けの犬種「トイ・プードル」

初心者向けとして最もおすすめしたい犬種が「トイ・プードル」です。

トイ・プードルは非常に人気のある犬種なので、すでにご存じの方も多いことでしょう。日本で最も飼育頭数の多い犬種としても知られ、2番めに多い「チワワ」と2万頭差も付けた約75,000頭が飼育されています。

飼育のしやすさに加え、可愛らしい容姿もトイ・プードルが人気を集める理由です。

トイ・プードルの特徴と性格

トイ・プードルは性格も穏やかで社交的、遊び好きな犬種でもあるので、お子様のいるご家庭にもおすすめの犬種です。

また、サーカス犬に多い事からもわかるとおり、トイ・プードルは非常に頭の良い犬種としても知られます。明るく活発な性格なので、幼犬の間はたくさんの失敗を重ねますが、持ち前の頭の良さでたくさんのことを理解していきます。

トイ・プードルのお悩みポイントは?

トイ・プードルのデメリットを挙げると、被毛のお手入れが必ず必要になるという点です。トイ・プードルは抜け毛が少ないので、自宅や服に付着する犬の抜け毛を心配する必要はありません。

しかしその反面、トイ・プードルの被毛は顔も覆ってしまうほどに伸び続けてしまいますので、必ずトリミングを行う必要があります。

毎月トリミングに行くのは犬の被毛ケアを行う上で大切なのですが、トリミング料金は「ミニチュア・ダックスフンド」や「チワワ」などに比べると倍近い金額となります。

目安としては月に1回のトリミングが理想ですので、ドッグフード代に加え、トリミングの費用も計算に入れておかなければなりません。また、あまりマメではないという方には不向きの犬種かもしれません。

初心者向けの犬種「ミニチュア・ピンシャー」

ミニチュア・ピンシャーはドイツ原産の小型犬で、体重が4kg5kg程度の非常に小さな犬種でありながら、体は意外と筋肉質。運動量も多いので、毎日のお散歩だけでなく、自宅でもしっかり遊んでくれる飼い主さんにおすすめです。

ミニチュア・ピンシャーの祖先を辿ると、やや強面な犬種で知られる「ドーベルマン」と同じ祖先を持ちます。小さな犬種ですが、そう言われてみるとどこかドーベルマンぽさも感じられるのではないでしょうか。

性質としても少し似たところがあり、ミニチュア・ピンシャーは体こそ可愛らしく小さいものの、番犬としても良い働きをしてくれる頼りがいのある犬種です。

ミニチュア・ピンシャーの性格や特徴

ミニチュア・ピンシャーは警戒心の強い性格で、トイ・プードルなどの犬種と比べるとやや人見知りな部分もありますが、それは信頼関係を大事にする性格の表れ。飼い主と認められれば、持ち前の従順な性格を見せるようになります。

留守番もそつなくこなせる犬種ですが、ミニチュア・ピンシャーを飼育するなら、小さなお子様がいる家庭よりも、大人の多い環境の方がおすすめです。

抜け毛はありますが、比較的手入れのしやすい被毛なので管理はしやすい犬種です。毛の短い犬種なので冬場は洋服を着せるなど、防寒対策が必要になります。

初心者向けの犬種「ヨークシャー・テリア」

「ヨーキー」こと「ヨークシャー・テリア」は美しい被毛と可愛らしい容姿で人気を集める、初心者の方にもおすすめの犬種です。また、体重も3kg前後ほどと小さく、女性でも扱いやすい犬種と言えるでしょう。

運動量に関しては散歩のほか、自宅内で遊んであげる程度でも十分です。体は小さいですが遊ぶことは大好きなので、しっかりとかまってあげられるような環境で飼育しましょう。

トリミングは必須で、美しい被毛を維持するために自宅内でブラッシングを行うなど、飼い主さん自身も被毛のケアを行う必要があります。日頃から愛犬のお世話ができるような環境で飼育するのが理想的です。

ヨークシャー・テリアの性格や特徴

ヨークシャー・テリアをはじめ、「ケアーン・テリア」や「ジャック・ラッセル・テリア」などのテリア系統の犬種は、他の系統の犬種に比べて少し気が強い犬種が多いです。

始めにしっかりとしつけを入れなければ、わがままな犬になってしまう可能性もあるので、子供のうちに心を鬼にしてしつけを入れるようにしましょう。

しつけさえ入ってしまえば、ヨークシャー・テリアは非常に賢く、飼い主に忠実な愛犬となってくれます。甘えん坊なところや独占欲がある部分もありますが、初心者の方にも飼育がしやすく、飼い主を大事にしてくれる犬種でもあります。

まとめ

初めて犬を飼う際には色々と心配事もあるかと思いますが、まずはご自身の生活スタイルを見直し、今回ご紹介してきた初心者向きの3犬種を参考にどんな犬種があっているかを検討してみましょう。

「かわいい!」だけで犬種を決めてしまいがちですが、これから十数年共に過ごす家族です。生活スタイルやご自身の性格に合った犬種を知るようにし、改めて最高のパートナー探しをしてみてください!

 

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