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トイレのしつけを覚えさせる簡単な方法と失敗時の対策

公開日 2020.08.05 更新日 2024.11.18
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トイレのしつけを覚えさせる簡単な方法と失敗時の対策

トイレのしつけをしたいけど、やり方がわからないし、難しそう。そもそもうちの子はうまくできるのかな、と思う人が多いのではないでしょうか?

トイレのしつけは一般的に子犬の時に行っておくと良いとされています。しかし、成犬になってももちろんトイレのしつけを行うことができますし、しっかり覚えてくれるので安心してください。ここではトイレのしつけのタイミングから簡単な4ステップでできるトイレトレーニングをご紹介していきます!

トイレのしつけを始めるベストタイミング

トイレトのしつけは家に迎え入れたその日から行うようにしましょう。

当日からトイレの位置を覚えさせていくことで、生活環境に慣れてくる頃には指定の場所でトイレができるようになります。

最初にトイレのしつけを行わないと「どこでトイレしても良い」と犬の中で習慣づいてしまうので、いざトイレのしつけをしようと思ったときにしつけを行うのが難しくなってしまうことがあります。

しつけ期間

犬を迎え入れた日から最低でも1か月は継続してしつけるようにしましょう。

犬種や犬の性格にもよりますが、2.3週間でちゃんとしつけができる子もいます。

1か月以上たっても覚えない場合や、壁に向かっておしっこなどをかけてしまうような態度が見られた場合にはドッグトレーナーなどのしつけの専門家に相談してみましょう。

覚えさせないとどうなる?

トイレを覚えさせなかった場合に考えられる犬の行動として

・ペットシーツをタオルだと思って齧る行動が出る

・うれションなど意図しないときにおしっこが出てしまう

・家じゅうのあちこちにマーキングされる

・食糞や飲尿の原因になる

といったことが考えられます。

トイレのしつけは何回も何回も同じことを繰り返すことでほとんどの犬は覚えてくれるので、「おすわり」や「まて」などを覚えさせる前に必ず覚えさせるようにしましょう。

トイレのしつけに必要なもの

トイレのしつけには

・ケージ

・トイレシーツが必ず必要になります。

さらにしつけをする上で用意してほしいのが

・おやつ

・コマンド

・トイレトレーです。

ケージ

ケージは家にあればそれを使用してください。

用意していない場合は、

小型犬:40×60サイズ

大型犬:60×90サイズ、80×100サイズ

くらいの大きさを用意しましょう。

普段ケージ飼いしている場合は自宅のケージをトイレトレーニング用にしても問題ありません。

トイレシーツ

トイレシーツは、スモール、レギュラー、ワイド、スパーワイドサイズなどサイズがたくさんあります。

ケージのサイズに合わせたものを使用しましょう。

またトイレトレーニング時はたくさんトイレシーツが必要になりますので機能性よりも量があるのを選ぶ方がおすすめです。

おやつ

おやつに関しては用意しなくても問題ありません。

愛犬が好きなおやつを用意しましょう。

トイレトレーニング時褒めてあげるときにおやつを用いるトレーニングの仕方もあります。

後ほど紹介します。

コマンド

トイレトレーニング専用のコマンドを用意しても良いです。

コマンドについても後ほど「失敗時に役立つコマンド」で詳しくご説明します。

用意しなくても全く問題ありませんが、用意しておくと役に立つときがあります。

トイレトレー

基本的にペットシーツはトイレトレーに入れて置いておくことが多いと思います。

トイレトレーニングがペットシーツのみで完璧にできたとしても、トイレトレーに入れたペットシーツの上ではトイレをしてくれない!といった事例もあるのでトイレトレーを使用したトイレトレーニングも必要になります。

この時点で用意しておくと便利です。

トイレのしつけ簡単4手順

簡単に犬にトイレを覚えてもらうための4ステップです。

以下の手順で行っていきます。

4ステップは1か月もあれば身につくようになりますので、ぜひ実践してみてください。

Step1】ケージ全体にシートを敷く

まずはケージの中で排泄することを覚えさせます。

ケージ全体にシートを敷きます。

どこでおしっこ、ウンチをしても問題の内容にし、ケージ内でおしっこ、ウンチをしたら褒めてあげるようにしましょう。

最初の1週間は全体にシートを敷く方法を実践して下さい。

Step2】ケージ半分にシートを敷く

次にシートの上でおしっこやウンチができるように覚えさせます。

ごはんや、寝床の近くのシートを外しケージの半分くらいのスペースになるようにシーツを置きます。

シーツをしないない場所で排泄した場合は褒めず、シートの上で排泄した場合のみ褒めて下さい。

この時におやつやコマンドを利用すると、「こっちはだめだけど、こっちでおしっこしたら褒めてもらえる」「飼い主さん、おしっこするときにいつも同じ合図を出すなぁ」と犬も学習しやすくなります。

2週目にこの方法に転換していきます。

Step3】トイレをしてほしい場所のみシートを敷く

最終目標は、シート1枚分の大きさにしっかりおしっこ、ウンチを排泄できるように覚えさせます。

シーツは最終的なトイレの目標の位置のみに敷くようにし、コマンドやおやつを用意し、しっかりとシーツの枠内に収まるように排泄ができたら褒めておやつを与えてあげてください。

コマンドも同様に、おしっこを催していたらコマンドで合図してあげると良いです。

Step4】トイレトレーを置く

トイレトレーを後に必要とする家庭は、このステップ3が終わった時点でトイレトレーを用意し、トイレトレーがあっても指定の場所に排泄できるかどうか確認しておきましょう。

もちろん指定の場所で排泄ができたときには褒めておやつなどを与え、「ここでおしっこ、ウンチをしたら良い事がある」と覚えさせるようにしましょう。

失敗時に役立つ便利なコマンド

失敗時やしつけをするときに使える便利なコマンドを紹介します。

コマンドは「1.2.1.2-」(ワン、ツー、ワン、ツー)というコマンドです。

おしっこやウンチを催したときはこのコマンドを飼い主が常に声に出して発するようにすると、犬もおしっことウンチの合図だと覚えてくれやすくなります。

なかなかトイレのしつけを覚えてくれないときや、トイレトレーニングが失敗しがちな時が散歩などで排泄を催したときにこのコマンドを発してみるようにしましょう。

トイレのしつけは怒らない、褒める

トイレのしつけは褒めて教えるようにしましょう。

無理に怒鳴ったり、トイレの場所を間違えてガミガミと叱るのは逆効果です。飼い主がトイレをすることで構ってくれていると勘違いしてしまいます。

また、叱ったことに対しビビってしまう子は排泄すること自体が悪いことだと勘違いしてしまい、家の中で排泄が自由にできず病気になってしまうこともあります。

褒めるときは即座に褒める

褒めるときは排泄したその瞬間に褒めなければ意味がありません。

排泄していたのをみて「えらいね~」「いい子だね~」と言われても何に対して飼い主が喜んでいるのか犬は理解できません。

そのため、排泄をする瞬間をよく観察し、上手に排泄できた瞬間に「いい子!」と褒めておやつなどを与えてあげるようにしましょう。

トイレのしつけは最初が肝心

トイレのしつけは迎え入れた最初が肝心です。

子犬であっても成犬であっても変わりありません。

家の中にその子の匂いがついてしまう前に、マーキングが始まる前にトイレの位置はここだよと飼い主が示してあげることが大切です。

1か月かけてすこしずつトイレの位置を明確にしていき必要に応じてコマンド(合図)を用意してあげるようにしましょう。

トイレトレーニングは1度覚えてしまえば一生ものです。

今回ご紹介した手順を参考に、トイレトレーニングの成功を目指していきましょう。

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